初めての金沢旅行、のどぐろと混沌のひつまぶし
ちょうど1か月前、初めての金沢旅行に行った。
その時思ったこと、絶望したこと、諦めたこと、楽しかったことなどを簡単に書き残そうと思う。
金沢へ出発、今思えば小学生の夏休み開始とタイミングがほぼ同時だったんだと思う。
やけに金沢行の新幹線が親子連れで賑わっているもんだと納得した。
高校進学を機に引っ越しをして、以来離れ離れになった友人と北陸新幹線の中で再会をして喜びを分かち合った。車内でじゃがりこを食べながらゆるゆるとお喋りをしている間に目的地・金沢駅に到着した。
これがあの有名な鼓門か~というあほみたいな感想を抱く。
いざ実際に目の前にすると、マジで「これがあの有名な鼓門か~」という感想しか出てこない。
バカみたいなことを言うと、これだけで金沢に来た意味があったな、と思ってしまった。それほどにこの門一つで私一人を圧巻させる力があった。
この鼓門を自分の目で見上げたときに抱いた感情を、無理矢理にカテゴライズするなら「絶望」だな、と思う。
私は暇さえあればすぐ絶望してしまう絶賛絶望大人間なのですが、それを差し引いてもこの門を見上げている瞬間はゾクゾクと背筋が凍るような感覚がした。
私の持つ貧しい語彙では言い表すのに苦労するのだけれど、これだけは言える、「お前ら全員行け!!!」と。
補足的にいうと、この鼓門の、木造にも関わらず木がうねうねと曲線的に動いて天に捻じれていく様子は見ていて気持ちがよかったです。
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金沢に着いてすぐ、予約していたホテルに荷物を預けて21世紀美術館へ向かいました。
溺れるかと思たわ。
すみません、思わず薄っぺらい感想が零れてしまいました。
でもマジでこれ触れた瞬間溺れそうになるんですよ。
このプールの解説を簡単にすると、金沢21世紀美術館に恒久展示されている作品の一つで、作者はレアンドロ・エルリッヒさん。
このプールを上から/下から見る人同士の、関わりを生み出すことを促している。
一つの作品を介して他者との交流を促すってとても尊い行為だなあと、私は思うんですよね。
特に近年、様々な場面で外の世界との触れ合いが制限されてきたじゃないですか。そんな中で、公に他者と交流してもいいですよ~と解放された機会ってあんまり無かったんじゃないかなあと。
ただただ波がキラキラと揺らめいていて眩しくて、それでいて他者との触れ合いを現代チックに積極的に行える...あまりにも美しくて、精神的にも物理的にも心が潰れそうでした。
事前予約が必須ですが、21世紀美術館に足を運ぶのなら、絶対に行ってみてほしいです。行ってくださいね。
そういえば金沢旅行はレンタサイクルで爆走観光するのがおすすめです。
もちろん季節柄にもよりますが、真冬以外はチャリ一択!と思ってしまうほどにレンタサイクル爆走観光が気に入りました。
アプリ登録さえすれば気軽にチャリをレンタルできて「Quality Of 観光」が上がるのでやってみてください。QOLならぬQOKですね...もしくはSight SeeingだからQOS....すみません殴ってください........
これは、私が今回の金沢旅行で絶対に行きたかった場所の一つ、KAMU KANAZAWAの展示の画像です。
先ほど紹介した21世紀美術館に恒久展示されているプールと同じく、レアンドロ・エルリッヒさんの作品です。
名前の通り「永久に続く階段」。
体験型の作品ってSNSの普及に合わせてここ最近急激に増えてきた印象があったけれど、これはまさにそうでした。
インスタで見るわ見るわ!!!www
すみません思わず草を生やしてしまいました。除草剤撒いておきますね。
草を生やしてしまいましたが揶揄する意図は一切無く、私自身この作品をInstagramを通じて知ったんです。
純粋に、現代アートとSNSの親和性に関して思いを巡らすきっかけとなりました。ありがたいです。ありがとうエルリッヒ(指ハート)♡。
最後に、私が大好きなポケモンに関する画像を載せて本記事は終わりにします。
金沢のポケモンセンター、ミロカロスがお出迎えしてくれるんですよ。
アーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!
良かったです。すみません今までの人生25年で培ってきた全ての語彙を失いました。
地方ごとに異なるポケモンセンターのお出迎えスタイルを見に行くというだけでも、旅行の価値あるんじゃない??というポケモンに脳が侵食されている人間の感想を最後に添えさせていただきますね。
みなさん良いポケモンライフを。