共感力が高すぎる元バンドマンの私がアニメ「ぼっち・ざ・ろっく!」を観た
恵比寿で華金ごっこをし帰宅した矢先に先輩から「ぼっちざろっくを観ろ!」とLINEが来たので取り急ぎ1話を観た所感を述べます。
事前知識も何も持ってない私が1話だけを観てただただ胃が痛くなった話です。
主人公はいっつも一人ぼっちの女子高生「後藤ひとり」。
もう名前からして絶対に友達がいないことがわかる。
その子がひょんなことからバンドを始めることになり、私、どうなっちゃうの~!?!?みたいになるアニメである(多分)。
なにがつらいって、共感性羞恥ならぬ共感性卑屈が凄い。
テレビで見たバンドマンに感化されギターを始めたもののバンドを組める友達はいない、クラスメイトに声をかけてもらいたく必死にアピールをするも意味はなし、一人で練習したギターをネットにアップしてもそこに付いたコメントは「この曲文化祭でやったわ~」。
「私なんて...」とどんどん一人の世界に閉じこもる後藤ひとり。
ひとりさんが卑屈になっていくのを見て私もどんどん卑屈になってしまう。
ただ友達が欲しい、一緒にバンドを組むメンバーが欲しい、それだけなのにそれだけが出来ない、見ていてただただもどかしいし悲しい。
もともと私はしぬほど共感力が高く人の気持ちを分かりすぎてしまうせいもあり開始2分ですでに胃がキリキリして息が詰まりそうだった。
「私がバンド組んであげようか!?!?!?」と喉まで出かけたところでひとりさんにバンド結成のチャンスが訪れ、なんとかこちらも救われた。
ひとりさんがバンドの一員としてギターを弾けることになり安堵する気持ち、それと同時にぼっちが他人と演奏なんてできるのか...?という不安な気持ち。
もうここからは授業参観に訪れた保護者みたいな気持ちでそわそわ見守るだけ。
ライブハウスって閉塞感があって安心するよね。
でもステージに立つと人に見られるからそわそわするよね。
できれば自分だけ舞台袖に隠れて演奏したいよね。と私も思いながら鑑賞。
アニメでまさか精神をすり減らすと思ってなかったので少し面食らったけど、救済要素がありそうなのでなんとか2話も観れそうです。
ひとりさん頑張れ、もう私を卑屈にさせるなよ、という気持ちで明日早起きして2話を観ようと思います。